『草笛禅師 横山祖道 人と作品

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B5版 上製 192頁 昭和56年7月 紀尾井書房刊

 草笛和尚像の再現を試みた本

 草笛和尚さんこと横山祖道師は禅僧、まことにユニークな禅僧でした。信州は小諸市の城址懐古園で草笛を吹き、坐禅を組んで遊び暮らし、なんとも風変わりな生活を送りました。その生活は二十二年間に及びました。みまかって早や一周忌になります。

 その存在は旅人たちの人気の的で公園の名物になり、城址に花咲く風物詩でもありました。公園の一隅笹やぶのもとをホームベースに、太陽山青空寺と名づけ、その住職を任じておりました。旅の人に「なぜお坊さんになったのですか」と尋ねられ「一生遊んで暮らそうと思って……」そして「現代という時代でもこんな生活ができるんだ」「これをぞ風流というんです」などと微笑を浮かべてこともなげにいっておりました。

 こんな和尚さんの姿にあうことも、草笛の音を聞くこともできなくなりました。そこでありし日の写し絵や水茎のあと、小文と略伝、旅人からのお便りなど寄せ集めて、和尚像の再現を試みてみました。やはりぬけがらに過ぎないものになりました。読者の慧眼と聴心にお頼みするだけです。

 笹やぶは、いまも笹葉がさやさやとさやいでいます。千曲川、懐古園のたたずまいも元のまま。祖道師がいうように自然が本師であるならば、それは何かを語ってくれるでしょう。この本が、その手がかりになってくれたら、喜びこれにすぎるものはありません。
         (本書「あとがき」畠山文雄)から

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 『草笛禅師 横山祖道人と作品』は、横山祖道師を知るうえでたいへんわかりやすいとの評価をいただいていますが、最近では入手が困難になっています。
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 正誤表
・60頁「草枕しばし慰む」聞き手・筆耕者名は渡辺誠弥
    (当時・NHKアナウンサー 現・奈良飛鳥藍染織館館長)
・62頁11行目 「草笛だらいくらでも……」→「草笛だらいくらでも……」
    (東北訛りで「草笛ならいくらでも……」の意)
・90頁「草笛説法」タイトル下 ききて 青山俊尼→青山俊董尼      


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