安泰寺歌曲集 第十五集 補注

※1 無所得無所悟にて……
 『我立つ杣』~いろいろ青い草~に、
「……そこで離念を云うた言葉のうちで一番正しいのは、永平高祖の
  無所得無所悟にして端坐して時を移さば即祖道(只管打坐)なるべし
のこれと、大智禅師法語の
  唯静かに坐して壁に向かい坐して日を送る、この外に何の奇特玄妙の道理なし
の二つである。この外にどんな言葉がありても、右のただ二つが一番宜しい」
 という一節があります。
 本歌集では、永平高祖の言葉の次に良寛禅師の「形見とて……」を置き、次に自身の
  手毬つき遊びし人の形見よし今年もあざみ花咲きてよし
を置いてアザミの花の境地にあることを表明しています。



【参考】
安泰寺歌曲集 第十五集 直筆楽譜 (こちらからも直筆の楽譜や音声を視聴できます)
無所得無所悟にて(坐禅は只管打坐なり)
何鳥
湯口より 詞 齋藤宗績
無題
われいかにせん
ひとりあそび(梅の花) 詞 良寛禅師
山ざくら
山ほととぎす
霜のふった朝なんべんもあって(どうだん紅葉)
何蛇


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